もはやいつから話を進めていたか、なんで「やろう!」と思い立ったか忘れるぐらい、結構前から決まっていました。
ノベルゲーム「ファタモルガーナの館」で有名なNovectacle様とのコラボレート作品、「薔薇と椿とファタモルガーナ」が情報公開されました。
コミケでの販売になるそうです。いずれウチのサイトに置いてもいいのかもしれませんが、このサイトが「ほぼ薔薇と椿専用サイト」になるのが怖いのです。
薔薇と椿はもう出来上がっているゲームなので、このシリーズは私がコツコツと絵を変えたりパラメーター変えたりして続編などを増殖してます。
今回はNovectacleの縹さんから直接キャラにストーリーに演出指示が飛んでくる中での作成でした。
む?ずいぶん薔薇と椿とは世界も色味も違うな。いいのか?いいならここはこうしてやれ。どや。
……こんな感じで、指示もらってその通りとか、データ差し替えて終わりでいいじゃんみたいなノリはなく、修正版をやりとりしながら細かく演出に手を入れました。「薔薇と椿はこういう仕組みなのでそれは出来ない」って部分もありましたがファタモルガーナで遊んだ人には関係ない事だし、せっかくなので薔薇と椿本体では微調整できない部分もチミチミと手を入れました。
しかし、クリエーター職同士がやり取りを重ねるのは楽だ。早いし話が分かるし返ってくる物も納得できる物ばかり。進みが早い。こういう感覚はデザイン会社やめた以降久しく体験しなかったね。
最近ゲームにもコラボなんてのが増えてますが、キャラ参戦とか「よその世界にお邪魔した」みたいなのが多い気がします。しかしこれは薔薇と椿のシステムで徹底してファタモルガーナの世界を……こんなゲームだったっけファタモルガーナの館って。
指示を元に作りながらもあの世界のキャラ達をずんべろべったんにしながら「いいのか?これ」と思いつつも、「まぁ知った事か。よし、もっと吹き飛ばそう」ってがんばりました。
作業が終わり、晴れてファタモルガーナの館2週目を始めましたが、あのキャラの弱点は眉間にするべきだったなどと小さな後悔をしつつ、買った人の感想を待つ日々ですよ。