GDC報告その1

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さて、夢のようなGDCへの遠征、講演の日々からほぼ1ヶ月がすぎました。
目的は海外での知名度アップだったわけで、GDCでの講演やインタヴューなどが出てくるのを待っていたわけですが、さすがにもう出てこないかな。

熱心に取材してくれた人たちが記事にしてくれたのかどうかもわからん。載せるかどうかは編集長次第だからね。
冷静に分析すると、「日本人初のGreenLight通過」とか「日本人の力のみでSteam販売」みたいなのはニュース価値はあったけども、
LA-MULANA自体はもう、2年も前にリリースされたゲームなのだ。いまさら大々的に扱うにはもう旬なゲームではなかったわけだ。

講演の内容や手ごたえ、得てきたものなどは充分に成功したと言えるものだったが、本来の目的である「海外での知名度アップ」に関しては50点といったところか。
べつにこれは悲観的になっているわけではなく、「日本から数々の壁を越えてやってきたよ。」という内容の講演をやってきたと思ったら更なる壁を見つけて帰ってきたと言うところか。

ホテルの部屋から毎日生放送なんてことを実験的にやってました。この映像も公式放送の一部として編集終わり次第アップしようと思います。そのときに少し話した、「いいゲームを作って満足している自分と、アワードに選ばれてステージに立ったものにはどえらい違いがある。」という報告。

そのときのコメントに「同じですよ。」みたいなのがあった。誰のコメントかなどわかるはずもないが、俺は「ゲームの質・面白さ」の話しはしていない。
逆に「面白いゲームを作っている」という意味で同じだとするならば、なぜアワードに選ばれるものとそうでないものにわかれるかっつー話ですよ。

それは「見た目」かもしれないし、「アメリカ人じゃないから」もでかいし、「コネが必要」なんてことも聞くし、「タイミングがある」とも言える。
ほとんどが自分の力ではいかんともしがたいものだったりするのが今までにない壁なわけですが、ここまできてへこたれるわけはありません。
ま、しかし。Steamで配信が終わってから1週間ほどは放心させてもらいましたけどね。

前置きが長くなりましたがGDCでの報告のまとめはしなければなりません。
台湾での講演から続いた海外遠征とSteamでの配信までの一連の海外プロジェクトのシメはしなければなりません。
新しく見つけた壁はそれが終わってからの話。

といいつつ、どういう感じでまとめましょうかね。
項目に分けて深く語るのもいいし、時系列を追って日記風にするのも良いか。
……いや、それをやったのが現地連日生放送だよな。

よし、ということでGDC参加の意義は一通り話したってことで、イントロとしてホテルからの生放送について語っておこう。
事前に1回だけやった公式放送はこの生放送の為の前振りでした。突然現地ではじめても告知が出来ないので事前に告知する機会が必要だと。

もともとおしゃべり好きではあるんです。まぁだいたいクリエーターなんてのは自分が作るもの、頭に浮かぶものなんかを人に見せたくてしょうがない人種なんだから。
しかし自分のネット上での名前を「ならむら」と平仮名にしているのは、本来の自分とは分けて考えているってことのあらわれでもあるんです。
その考えもあってNIGOROが始まってもしばらくは自分の顔を表に出すことは避けてました。
しかし、海外で売ることを考え始めた頃から、海外では当たり前のように顔を出してツイートするような文化なので、ちょくちょく顔写真を出すようにしました。別に容姿や声や生しゃべりに自信があるわけでもないし、訓練をつんだプロでもないので生身をさらすことはまだまだ避けておったわけです。
でもどうやらそんなことも言ってられない。いろんな活動をしていく中で、「生身の人間がこんなことをやっている」ってのが見えることが重要と思ったのだ。思ったのだ。

生放送自体はアメリカでの1日の活動を終えた夜に放送。そうなると日本ではお昼の1時ぐらいなんですよね。平日のさ。
いうなればリアルタイムで見られる人ってのはほとんどいない、生放送の意味はあるのかというものではあるが、まぁそれはタイムシフトで見てもらえればよろしいでしょう。
どれだけのひとがリアルタイムで見てくれるのか、そういう人たちを増やす為の生放送では?とも思うが時差だけはしょうがない。記録映像としてわりきっております。

この生放送を連日やろうと決めたのは、ただ単純に「最近おとなしくしすぎだから無駄みたいなことでも徹底してやろう」という「いいから自分を無理にでも盛りたてる」ことも大きいですが、
何があった、何が起こったを記事にされる、記事にするよりもいち早く残せるって事ですね。
この早く伝えたいのに待ち時間ってのがこの頃ほんとにいやでしてねぇ。とにかく思ったことはその場で実行・公開が重要と考えたわけです。
そしてその熱が一旦冷めてしまうとごらんのように1ヶ月報告放置ということにあいなるわけでございます。

はい、すいません。これから生放送の編集に入りましょう。
いやね、映像のflaファイルとコメントのxmlファイルをダウンロードして、1本の映像にまとめるツールなんてのがあるんですが、
ネットの回線がぶつぶつ切れたせいか、映像ファイルが細切れになってるんですねー。
分割した映像やコメントを1つにつなげてからコンバートするとうまく再生できない動画になるんだなー。
動画編集ソフトで手動でコメント流すわー。

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